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学習の現場から

【5分でわかる】塾選び

期末テストシーズンを終えた中高生の保護者の皆様、季節は本格的な梅雨を迎えましたが、いかがお過ごしでしょうか。
私、福岡市西区今宿駅前にて学習塾を営んでおります長澤倫康と申します。

今回は、各塾の夏期講座の開催を前に、場合によっては判断材料が少ないままに行ってしまう塾選びについて、そのポイントとなる点を、記事にしてまいりたいと思います。

この記事を読めば、せっかく入塾はしたものの何かイメージしていたものと違う等で、塾を変えるような事態を避けることが可及的に可能となり、
かつ現在通われている塾に何らかの違和感がある方へ客観的なチェック項目を提供できると思っております。

ただし、この記事が塾側からの視点に基づくこと、また御子息が有名私立高(ラサール、久留米附設等)を除く、公立高校進学を目指す保護者様向けであることを、予めご了承ください。

最後まで、どうぞよろしくお願いします。

無料体験授業

最初からズバリ結論(最大のポイント)を述べますと、最低一回は、体験授業を受けてみてください。

「雰囲気はすでに通っている友達から聞いているし、部活もあって時間がない。」等、御子息の言葉をうのみにせず、実際の授業を受けさせてみましょう。

中学校でのウワサや、パフレットの内容等…百聞は一見に如かずです。

勿論たった数回の体験受講で、そこに通い出してからの数年・数か月後の進化が透けて見えるってことは、御子息・保護者様共にほとんどないでしょう。

しかし一回でも体験すれば、何らかの雰囲気を感じることはできます。

「集中出来そう」、「楽しそう」、「続きそう」―そこで良いと感じた点を、間を置かずもう一つ別の塾を体験受講したり、すでに通っている塾と比較して、御子息に冷静に判断させてください。

街中には数多くの学習塾が濫立しているご時世です。

肝心なのは、周りからの評判の良し悪しを参考にすることよりも、御子息に合うか合わないかを可能な限り見極めることだと思います。

そのためにも、まずは御子息に体験受講をさせてみてください。

そこから全てが始まると、私は思っております。

入塾までの流れの中で

以上までで本記事はある意味で結論に達しており、読み終えるまでに5分は掛からなかったと思います。

そこで以下では、体験受講の仕方から入塾に至るまでの具体的なチェックポイントを述べてまいります。

アクセス

まずは気になっている塾にお電話し、無料体験授業の有無を確かめてください。

そして、チラシやホームページ、そこに通塾している生徒・保護者の話(口コミ)で不明な点は、この最初のお電話にてクリヤーにしておきましょう。

ありがちなのは「料金については、電話口では一切答えられない」との塾からの回答ですが、ここは注意のしどころです。

広告通りであれば、その内訳等の説明をサラッと出来て当然ですし、広告に料金の記載もなく、電話口でも一切言わないとなれば、商売手法として一般的ではない(塾業に限らず、一言であやしい)と私は考えます。

せっかく御子息が重い腰を上げて体験受講に行ったのに、料金面での話が折り合わずに入塾に至らないという事態は、時間がもったいなく、御子息・保護者様共にストレスにもなることでしょう。

つまり、塾へのファーストコンタクトにて保護者様が何らか不審な点を感じるのであれば、入塾後も何らかのトラブル(認識の行き違い)が発生する可能性は高く、

よって、その手の塾は体験受講する価値さえないということになります。

いざ、体験受講へ

お電話にて特に引っかかる点がなければ、いよいよ体験受講です。
ここでは、できるだけその塾の普段の授業を体験することがポイントとなります。

「集団」といっても、そのクラスの人数はバラバラ(3~20人)でしょうし、

クラス編成も成績別なのか、できる子もできない子も一緒なのか、

「個別」といっても完全1:1(マンツーマン)なのか、1:2~3(少人数個別)なのかも、

塾によってさまざまです。

また講師が学生かどうかも、
通常営業内での授業を体験すれば、すぐにわかることです。

その結果、御子息・保護者様共に、塾に対して抱いていたイメージが大きく変わる場合がありえます。

「個別じゃないと無理…」と思っていたものが「この集団スタイルならいけるかも…」と思い直したり、
学生の講師であっても、その子にとってはわかりやすく、親しみやすい先生であったりもします。

ここで肝心なことは、御子息自身が「ここならやっていける」と直感することだと思います。

ただし多くの塾が、始めから厳しいことは言わない(次の体験授業が予定されてない限り宿題は出さない)でしょうから、

体験授業後、宿題の量等も踏まえて実際にやっていけそうかどうかを、御子息と保護者様とで冷静に話し合ってみてください(すでにそこに通っている生徒の雰囲気に飲まれているだけってことが多々あります)。

入塾の面談

ここまで来れば、残るは保護者様の塾への最終確認です。

料金や運営について

  • まず単に月謝だけを聞くのではなく(施設維持費や○○関連費のような、よくわからないものに注意)、祝日をどう扱うか等がチェックポイントとなります。

    例えば、暦上5月や9月は祝日が多い関係で、授業日数は少なくなっているのにお月謝は変わらないという料金システムに納得がいくかどうかです。
    この点、ちなみに私の塾では、1ヶ月の授業日数(時間数)を決めておりますので、例えばGWで休講した授業数を定期試験月に回す、スライド方式を採用しております。

    また、欠席補習の有無についても確認しておきましょう。
    問題となりがちなのは、気象注意報・警報による休校、冠婚葬祭による欠席をどう扱うかです。
  • 次に、フランチャイズ個別塾に多いのですが、例えば金曜日の固定と決まれば、変更が利かない所があります。

    一見何の問題もなく感じますが、いざ定期テストの時になってみると、不合理(金曜日が試験最終日である場合がほとんどなので、出来れば手前で授業をして欲しい)と感じる保護者様もいらっしゃるようです。
  • そして、夏冬のシーズン講座です。

    フランチャイズ個別塾に多いのが、学校が休みだからといってコマ数を極端に増やしたりすることです。

    一方で、大手塾に多いのが、合宿への参加を心理的に強いることです(みんな参加してるのに、しないの?等の重圧)。

    この点、誤解のないよう申し上げますが、どちらも御子息・保護者様共にご納得の上での申し込みをするのであれば、そもそも私がとやかく言うことではないですし、

    コマを増やすなり合宿行くなり、そこに御子息の気持ちが入っていれば、学力のアップは充分に期待できます。

    ただ、それぞれの申込み時に至って、御子息・保護者様共に迷ったり、認識がズレたりすることは、それだけで御子息の気持ちの入りようは半減してしまうでしょう。

    ですので、入塾の面談にて、年間を通じて予測しうる講座の料金についてもできるだけクリヤーにし、
    御子息・保護者様共に大まかな通年ビジョンを持って入塾するのがよいでしょう。

上記三項目は、ヨソから私の塾へと転塾されてきた保護者様へのインタビューに基づいていることを付言しておきます。

年間スケジュールについて

上述の夏期・冬期のシーズン講座の確認は勿論のこと、ここで大事なのは、模試の実施予定でございます。

御子息が入塾してから具体的にどのように進化(改善)したのか、模試の成績表は、いわば健康診断カルテなのです。

ある程度の参加者を確保している、同一の模試(福岡県であれば、フクト・県模試等)を定期的に実施する予定があるかを確認してください。
目安としては、県模試で年間7回実施されます。

ここで多いのは、一人でやってらしゃるような個人塾で、
「ウチは模試より授業を大切にしています」といって、模試を実施しない所もあるようです。

そういった場合、御子息の学力の判断基準は、定期テストしかありません。保護者様が志望校に対してどうなんだ?!と疑問を感じ塾に問い合わせてみても、
「お子様はしっかりやっています。そのうち上がりますよ。」等の返答する塾長さんもいらしゃるようです。

いうまでもなく「しっかり」や「そのうち」は、塾長さんの主観に過ぎず、志望校に対してどうなんだ?!に対しての答えになっていません。
これでは、塾長さんから見てよい子になっているということに、対価(お月謝)を払っているということになります。

お支払方法について

銀行引き落とし、現金払いを問わず、それが‘月払い’であれば、問題はないと思います。

注意すべきは、年間や半期でのまとめ払いです。
前述しました体験受講は、入塾のための必要条件であって、継続のための充分条件ではない。つまり、ある程度の期間通塾してみないと、実際のところはわからない点が多いはずです。

とすれば、実際の授業運営や料金システムに御子息・保護者様のいずれかが納得(我慢)できず、やむをえず転塾を考えなければならない場合も出てくるかもしれません。

ここで、足かせとなってしまうのがお月謝の通年や半期払いですので、
もし入塾面談際、その旨を初めて聞かされた場合は、目の前にいるセールスマンの勢いに押し切られることなく、
一度持ち帰って、ご家族で冷静に話し合われてみてください。

入塾後の経過

ただ楽しく学んでいそう、というような御子息の雰囲気だけでなく、前述のように、模試の結果にて経過を見守るのが客観的かつシンプルで、ベストだと思います。

思うように成績が上がらない場合は、保護者様から面談を申し出たり、お電話にて問い合わせてみるべきでしょう。
塾側が真摯に対応し、御子息・保護者様の不安や疑問を解消していけば、逆にそこには信頼関係が築かれていくはずです。

してはならないのは、不満・不審を溜め込むことです。
スポーツ界での選手とコーチとの報道を見て私がよく思うことですが、保護者のコーチに対する不満・不審の感情は、結局は選手の日々の練習(特にメンタル面)に悪影響しているような気がします。

次に述べる、転塾は極力さけるべきとの私の考えからも、塾に対する不満や不審はその都度解決していくことは、御子息の水面下での学習環境を整えることになると私は考えます。

塾選びの重要性

以上の体験受講の必要性や入塾面談での注意点、ひいては入塾後の観察の主眼は、冒頭で述べました転塾を極限まで避けることにあります。

部活動等でめまぐるしく過ぎていく中学三年間の中で、転塾での時間的・精神的不利益を最も被るのは、結局は受験の主人公である御子息なのです。

ですので「安い」、「近い」、「友達が行っている」、「ダメならダメで、変えればいい」等の理由で、塾を即決するのではなく、上述してきたようなプロセスを踏んでじっくりと、御子息に合った塾を選定してください。

これがゴール(合格)までの道のりで、重要な要素であることは言うまでもありません。

私自身の経験談を踏まえ

以上の流れからすると、保護者様が主体となって塾選びをすべきとも読めますので、誤解のないよう最後に、私の中学生の頃について触れます。

私は当時、福岡では名の知れた森○修学館に、三年間通いました。夏期・冬期講習の長時間授業をとても辛く感じていましたが、
「自分が行かせてくれと、親に頼んだのだから・・・」と、歯を食いしばり通い続けたことは、今でも鮮明に記憶しております。

その昭和から令和へと時が流れるとともに、自分で塾を選び、行かせてくれと頼む子供は少なくなってきたように思います(今でも高校生になれば、どっと増えるのですが)。

そして、今よりも塾の数が少なかった点で、御子息・保護者様ともに、迷う要素も少なかったとも思います。

また、情報化社会が進む中、ご自宅でタブレット等を使用する映像授業等も増えており、そもそも塾に行くのかどうかさえ、迷う要素となってきているようにも思います。

私自身の経験談から、御子息が主体となって塾を選ぶことが最善だとは思います。

しかし、このような現代の状況下では、御子息の判断に、保護者様の人生経験で得た、鋭い視点とセンスが加わることがそれを超えるのではないかと考えております。

チェックポイントのまとめ(時系列順)

1、気になる塾へのお電話連絡
2、体験受講、親子間での意思確認
3、入塾面談での最終確認
  ➔ ・料金や運営、
    ・年間スケジュール
    ・お支払方法 等
4、入塾後の経過を見守る
  ➔ 成績に関しての塾の対応

最後までご覧頂き、有難うございます。
今後も運営上その他で感じたことや考えたことを記事にしてまいりたいと思います(受講生目線からの大手集団塾と個人塾(当塾)との違いも記事にしております)。
どうぞ宜しくお願いします。

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長澤 倫康 (ながさわともやす)

長澤 倫康 (ながさわともやす)

藍洋塾の代表者兼、文系科目の担当をしています。 司法試験受験を重ねる傍ら学習塾に勤務し、子供達とふれあう中で教育に熱意を抱き、2012年に福岡市西区今宿駅前で開業しました。 現代の子供達に無限の可能性を感じつつも、日々起こる様々な問題に対し実力を発揮できていない実情を、社会に問いかけるべくブログを展開してまいる所存でございます。

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